言葉は「文化」を映す「鏡」
どうも、とうやです。
日本では卒業式シーズン真っ只中ですね。
高校卒業がもう3年も前になるとは、僕も歳を取りましたね(笑)
さて、実は先日、4泊5日の日程でNorthwest Territories の Yellowknife に行ってきました。無論オーロラを見ることが目的でしたが、残念ながら初日以外は見ることができませんでした。場所や時間帯によってもバラつきがあるようで、人によって見えたり見えなかったりするみたいです。次はアンカレッジかフェアバンクスでリベンジしたいですね。
今回の旅行で、気づいた点があるので、それを今回はちょっと紹介できればと思います。
まず、現在の学生寮から空港に向かう際に、電車とバスを使ったのですが、電車は (バスも)"U-Pass"といってアルバータ大学の学生であれば誰でもチケットを買わなくても乗車できる、いわばタダ乗り券があるので、よかったのですが、駅からのバスは空港行の特別車だった為これが使えなかったのです。片道のチケットは5ドルします。さらに、買いに行けばバスが出発してしまうということで、運転手のおじいさんは快くも「あとで払えばいいよ」と乗車させてくれました。そして、いざ降りるとなった時に僕が払おうとすると、そのおじいさんがこっちに来いと手招きをするのです。何事かと近づくと、一言 "Have a great day." と言って何とそのまま降車させてくれたのです。僕は驚きと嬉しさとで言葉が出ず、"Thank you so much!" とだけ言ってその場を後にしました。このようなことは日本ではちょっと考えにくいですし、英語圏では当たり前のように使われる "Have a great day." は別れのあいさつとして良く使用されますが、このように使われると何だか背中を押してもらえるように感じます。言葉そのものに特別な意味はなくとも、それを受け取った人がハッピーになるのが英語の特徴なのかもしれないと感じた瞬間でした。
また、これはイエローナイフでの滞在中の話です。僕は個人的にB&Bが好きで、今回もB&Bに泊まったのですが、そこの朝食は自分でメニューから選ぶことができる上に、その場ですぐに調理して運んでくれるので、かなり評価が高いのが特徴でした。ただ、カフェを兼ねた施設なので、一般のお客さんも利用できます。その為、時間帯によってはとても忙しく、ウェイトレスの方々も慌ただしく働いていました。通常であれば、食事が終わった後は自分で食器を片づける必要はないのですが、忙しい様子を見て、僕は食器をカウンターまで運んだのです。それを見たウェイトレスの方(綺麗な女性でした)に "You're so sweet!" と言われました。もちろん綺麗な方に言われれば嬉しいですが、それ以上に、英語は人を褒める表現が多い上に、人を褒めること自体が上手だなぁ、と感じました。英語に限ったことではないと思いますが、日本語に比べると多くの外国語はストレートに表現することに長けていて、特に誰かを褒める事が本当に上手いです。それは、言語だけでなく、それ以外の文化面にも言えることではないかと思います。言葉は文化を形成する一部分にすぎませんが、その占める大きさや与える影響力は思っている以上に大きいのかなと感じます。
一方で、僕が比較対象にしている日本語ですが、何も日本語を否定したくてこれらの例を挙げた訳ではありません。確かに、日本語はストレートな表現が少なく、時に回りくどい言い方をすることもありますが、これは言語としての特徴の一つで、むしろそれが日本語の良さにも繋がっていると思います。イヌイットの言葉には”雪”を表す表現が沢山あるように、日本語にも”色”を表現する言葉が多く見受けられます。これは日本人の感受性の豊かさであったり、奥ゆかしさを表しているのではないでしょうか。それが日本固有の文化を形成する一因になっているからこそ、日本語に惹かれる人が多いんだと思います。
結局は、当たり前みたいなことを言っていますが、これは海外で生活すると実体験として強く実感することができます。僕自身、日本にいるときは、正直そこまで日本語に興味があったという訳でもなく、いざ日本語について聞かれると意外と知らないことが多くて、恥ずかしく感じた事もありました。ですが、言葉について知ることは、それが話されている国(あるいは地域)について知ることになるので、言語が「鏡」になると言っても過言ではないのではないかと思います。これから生きていく上で、避けることのできない言葉の「壁」ですが、それは見方によっては「チャンス」になります。決して簡単なことばかりではないですが、これからも言葉に対する興味を持ち続けて、今後の生活に生かしていけるといいですね。
では、御機嫌よう~
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